2011年12月18日日曜日

復興への勢いを感じた仙台ー震災で閉店したと思っていた菊水を見つけた!東北一人旅、仙台

今年2度目の仙台訪問

仙台は4年ほど住んでいた街。東北人にとっては一番大きな都市。
10年以上離れたが、まだたくさんの知り合い、友人がいる。今回も友人に会える。楽しみだ。

今回は一人旅なので、国分町にも行きたいな、などと6月の訪問よりはすこし心にも余裕がある。

今回は12月。半年ぶりの訪問。

肌で感じとったのは、仙台の復旧、復興に向かっての勢いだった。

6月の訪問時は一番町の横断幕に心をうたれ仙台を後にした。

12月、確実に仙台市内は地震以前、もしくはそれ以上の賑わいを取り戻している。
私が仙台に赴任したのが90年代始めバブル崩壊後であった。
仙台も例外ではなくバブル崩壊の影響を受けていた。
空車ランプがむなしくこだまする90年代だった。

今年の12月の仙台(国分町)はタクシーが捕まらない。


仙台が復興の原動力、活性化へ

復興景気とでも言うのだろうか。地域への人、お金が入り関心も高い。

経済活動でおそらく大切なのはお金の循環。お金がしっかりと消費され、その消費が次の消費、更には投資へ繋がる。今の仙台は、どんどんと人とお金が入っている状態。
とにかくこの状態が持続することが何よりも東北地方の活性化に繋がる。

仙台の賑わいを見る限り健全な経済活動でお金が回っているようだ。きっとこれは来年以降にもつながるであろうと思った。素直に仙台の賑わいがうれしく思う。

仙台で久しぶりに飲む!

となれば私も貢献せねば。

どの店も混んでいたが、もう9時過ぎ。私のお目当ては、「牛タン 太助」
好きなんです。この厚さ、歯ごたえ、柔らかさ!!ペロリと三人前頂きました。もちろんビールと。

お店の活気はいつも通り、美味しさもいつもと一緒。でも店内には東日本大震災に関する追悼の大きなメッセージ。まだ、完全に復興気分を謳歌する段階とは言えない様である。

もう一軒、折角だから。

実は行きたいお店があった。

仙台に住んでいた時にお邪魔した居酒屋さん。小さい間口で、カウンターと二階にテーブルがある小さいお店。テレビではいつもプロ野球が放送されていた。

三越の向かいの路地にあるお店、「菊水」
先日、六月に仙台訪問時には、お店の看板には灯は消えていた。
閉店。。。。。

閉めちゃったのかな〜?
震災で被害にあっちゃったのかな〜?

もう一度来たかったな、加藤さんのお店。。。
兎も角、6月はそうして仙台を後にした。

一人で牛タンを食いながら、ふと菊水のことを思い出した。
グーグルで「仙台、菊水」
食べログで、なんと、出てきた。勾当台公園/居酒屋/菊水とある。
ひょっとして、、、、

住所が異なるものの、菊水という居酒屋。
おそらくホームページなど作っていないだろうが、食べログで1件の口コミ。
そう、常連のお店だから口コミなど必要のないお店。
みんなが黙ってても口コミで来る。

でも違う店かも。。。
おそるおそる行ってきた。。。

同じ顔がカウンターにいる。
菊水であった。場所は違うが、常連でにぎわっていて前のお店より大きくなっている。
ビジネス拡大だ!

懐かしい菊水さんで楽しく杯を傾けた。
仙台に来てよかった。

後で伺ったところ、こちらの店舗にはもともと今年引越しの予定だったそうだ。
その準備の最中に震災。
震災のせいで、前のお店を閉めたのではなかった。

ただ、震災後ライフラインがつながらず大変だったようだ。
水道、ガス、電気、すべてが止まった。例外無く。
最初は、ガスがなく携帯コンロで料理を作ったそうだ。

まるでそんなことがあったとは思えないくらい、普段と変わらない菊水でした。
また、いきたい、そんなうしろ髪をひかれて仙台を後にした。


にほんブログ村 グルメブログへ にほんブログ村


紹介したレストラン


元祖 味太助

0 件のコメント: