2011年12月28日水曜日

山椒は小粒でもピリリと辛い

我が家では四川料理がちょっとしたブームだ。

私の友人が発した言葉、「東京で美味しい四川料理はどこにあるの?」

辛い物好きの私も興味津々。それ以来、この友人との話題で四川料理が出てこない時は無い。


四川料理といえば、麻婆豆腐とまずは思う。

麻婆豆腐といえば、山椒とくるのだが、実はあの辛さは唐辛子だと思っていた。


山椒といえば、「小粒でもぴりりと辛い」という存在感の割りに、うなぎ料理でしか知らなかった私。

実は四川料理では欠かせないスパイスらしい。





その友人が中国へ旅行。お土産で山椒を頂く。

「花椒」と銘打っているがそれ以外は中国語で読めない。味見をすると、これがスパイスがとことん効いている。

味は確かに山椒なのだが、山椒を乾燥して加工してあり、とにかく辛い。「ぴりり」どころでは無い。

間違って味見といって何粒か食べた友人はしばらく味覚を失った。


アルクの辞書で山椒を調べると、英語で

「Chinese Paper」

となっている。友人(英語ネイティブ)は「Peppercorn」といっていた。

どちらが正しいのか確認はしていないが、ウィキペディアの英語版の

Pepercorn tree

を見ると、見た目は限りなく近いようだが分類は違うのでまったく同じではないようだ。

ただ、英語圏で山椒をPeppercornというのは意外と一般的に使われているのかもしれない。(裏はとっていない)


こんどは

アルクでPeppercorn

を調べてみると、「(干した)コショウの実」と出ていた。この方が中国のお土産の「花椒」に近い。

面白いのが、peppercornの2つ目の訳で、「つまらないもの、ささいなこと」とある。


これって、「山椒は小粒でも」の部分と意味が似ている。「そんなのはPeppercornさ」と英語で言った場合に、そんな小粒で小さくて、ささいなこと、という意味になるのだろうか?私はちょっと想像を豊かにすると、ひょっとすると「ぴりりと辛い」という意味も含まれているのでは?と期待してしまう。

先日わが社で、辛すぎる「麻婆」の話題で騒然となっていた。なにやら話を聞くと、お店の人ですらどうだったのか気になるほど辛い麻婆豆腐を頼んでしまったとか。

実は、この事件はちょっとした「ドッキリ」だったようだ。一緒に行った仲間が席を離れた隙に友人の「普通」の麻婆豆腐を「劇辛」に変更をしてしまったそうです。

おそらくこの時の山椒は「ぴりり」どころでは無く、「びりびり」以上だったことだろう。

「陳麻家 銀座3丁目店」さん、いつも美味しく頂いてます。
辛さを選べるのって楽しいですね。本格的な山椒の効いた麻婆豆腐、お手頃価格で食べられます。



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