2011年12月25日日曜日

遅ればせながら厄払いを: 津軽の一代様

んだ、青森行ぐべ~



星占い、血液型占い、タロット占い、マヤ暦、ハルマゲドン、朝のテレビの占いなど全く信じない私である。血液型占いは過去に合コンでのネタとして何度も使われてもらったが、基本的には信じてはいない。

ある時妻が「日本にはbad luck yearって有るらしいけどあなたのは?」と突然聞いてきた。
厄年の事らしい。妻はイギリス人なので、厄年などは 知らない。 何気なく口にしただけであろう。

40過ぎなので厄年は若干気にはしていたものの、あまり気にしないたち。自分は42歳なので後厄かなあ?しばらく厄も払っていないな〜? そう思ったら俄然気になってきた
厄払いは、実家の一代様で払ってもらっている。しばらく行ってない。今回の青森への帰省のきっかけでもあった。

んだ~、青森いぐべ~

津軽の一代様、大日様



津軽では、津軽の一代様と言って自分の生まれた干支で守り神が決まっている。
私は、申年なので、大鰐町の大円寺と決まっている。高校受験に始まって大学受験、就職などその時々にお参りをしている。
信仰と言うよりも、地元にも、私の津軽での生活にも密着している生活の一部のようなものかもしれない。

今年は東日本大震災をはじめ今までに類を見ない変な年である。
震災で亡くなった知り合いの方々ももちろんだが、周りで病気、年齢で亡くなった人、病気になった人など実は周りでいる。厄でも払いたくなる。

大円寺には、津軽では最も古い仏像、大日様があり、私の両親も大日様とこのお寺の事を言う。改めて調べてみると、この大日様は古くからあり、大鰐町の由来にもなったようである。

「大鰐の地名は、はるか昔、大きな阿弥陀如来像があることから大阿弥陀と呼ばれていたが、大阿弥・大阿尓(おおあみ:大きな阿弥陀仏)が大阿子(おおあね)となり、室町時代を経て、大安国寺(おおあに)、大姉(アネ=アイヌ語で森林がある谷間)と変化し、大浦為信の津軽統一以降は、「大鰐」(大きな山椒魚(サンショウウオ)=鰐が棲んでいた伝説がある)と記されるようになったと伝えられています。
大鰐町は津軽地方でも仏教の伝来は早く、国の重要文化財の指定を受ける大日如来像が祀られ、地方の信仰を集めていました。江戸時代には大鰐と称されています」


スキーと温泉のまち、大鰐



大鰐町は、スキー場、温泉などでも有名だ。しかしながら正直に言うとスキー、温泉ともに他の地域の方が活気があるのが事実。ちょっと淋しい。

私が始めて行ったスキー場はあじゃら山。家からもナイタースキーのライトが見える。
私の祖母は、女子スキーも大会で大正の時代に優勝したメンバーの一人であったそうだが、その祖母が練習したのが大鰐のあじゃら山スキー場。このことからも一層親しみのわくスキー場だ。(写真は祖母の写真、80年以上前のもの)
大鰐町は温泉も湧くことで、地元でも昔は別荘地としても賑わったらしい。今も温泉が湧き、大鰐温泉郷として多くの人が訪れている。最近、ニュースになったのが星野リゾートの大鰐温泉への進出。
星野リゾートが、「界 津軽」を経営している。これをきっかけに観光客がどんどん大鰐町へも訪れて欲しい。

最後に、申年生まれの私の後厄は昨年で終わっていたらしい。厄年にあたるわけでは無かったのだが、お参りをして、おみくじをひいて、お守りを頂いてとてもスッキリした気分で、大鰐町を後にした。

関連情報



町の由来から観光案内まで、大鰐町のホームページ

津軽の一代様の詳細情報。全ての干支の一代様の紹介。 黒石観光協会

大円寺、大日様の詳しい説明。写真もあります。

星野リゾートの界 津軽のホームページ。一度行ってみたいです。

0 件のコメント: